朝起きると、バッタがいた。 ベッドの足元、埃被った床に張り付く緑の棒。 折り紙で作られたように角ばった関節、外骨格。 茶のフローリングに留まるそれは、異彩を放っている。 私は人並みはずれた違和感を感じている。強烈な違和感を感じている。 ここは50…
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